原始・古代の時代
遺跡の紹介 ( 野岳遺跡・岩名遺跡・黒丸遺跡・富の原遺跡 )
野岳湖一帯には一万数千年前と言われる旧石器時代の細石器が発見されています。それに続く縄文時代は土器が作られるようになり、大村市内にも多くの遺跡があります。
朝鮮半島などから渡来した人々が水田栽培を伝えて弥生時代が始まりますが、その頃の遺跡としては、黒丸遺跡があります。ここ黒丸遺跡では、縄文時代末期に使われていた「石包丁」が発見されました。そのことは、大村では、水田栽培が日本に伝わってから比較的早い時期に水田栽培が始まっていたことを意味します。
富の原遺跡では、弥生時代の大規模なムラ跡が発見されました。
ムラが成長するとムラのリーダーたちは大きな権力を持つようになり、土を盛った墓を持つようになりました。古墳時代の始まりです。
大村市には、以下のような墓があります。
古墳の紹介 ( 黄金山古墳・小路口鬼の穴古墳・玖島崎古墳群 )
大村市の3つの古墳の紹介です。
◎黄金山古墳
五世紀初期 土師器(はじき)と呼ばれる土器や、鉄の剣などが見つかっています。
◎鬼の穴古墳
直径:約20メートル 高さ:3メートル 大村市内に残る古墳の中では最大のものです。
◎玖島崎古墳群
6世紀後半から7世紀頃 10数基の古墳が見つかっています。しかし、その多くはすでに壊されており、地面にわずかに板石が残るだけになっています。